さかいゼミ

群馬県桐生市にある学習塾です。

2023-01-01から1年間の記事一覧

古文単語 をさをさ+打消

をさをさ+打消 副詞 ”をさをさ”は陳述の副詞で、下に打消の表現を伴って ほとんど~ないという意味になります。 そのほか、めったに~ないと訳すこともあります。 例 人もをさをさなし 訳 人もほとんどいない HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 なべて

なべて 副詞 一列に並べてという感じです。 現代語”おしなべて”と同じで 一般に・総じて・普通 と訳します。 例 なべてそらごとなり 訳 一般に嘘である HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 やをら

やをら 副詞 ゆっくり、静かに動く様子を表します。 ”やはら”もほぼ同じ意味で、現代語の”やわらか” の語感からイメージします。 そっとと訳せればOKです。 例 やをら寄る 訳 そっと近寄る HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 なかなか

なかなか 副詞 中途を意味する”なか”を重ねてできた語で、 どっちつかずの中途半端な状態なので、 かえってしない方がよいという感じから かえって・なまじっかと訳します。 例 なかなかをかし 訳 かえって趣がある HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 さらに+打消

さらに+打消 副詞 現代語と同様に、改めて・その上 の意味もありますが、 古文では打消の表現とともに用いられる まったく~ないの意味が重要です。 現代語の”そんな気さらさらない”の ”さら”の語源にあたります。 例 さらに見えず 訳 まったく見えない HP…

古文単語 さすがに

さすがに 副詞 現在でも同じように使う場合がある語です。 ”さ”に動詞”す”と助詞”がに”が付いた語で 前のことを受けて、それに反する事態が起きたときに使います。 そうはいってもやはりと訳します。 例 さすがに心細し 訳 そうはいってもやはり心細い HPやY…

古文単語 さながら

さながら 副詞 ”さ”に助詞”ながら”が付いた語で そのまま・すべてと訳します。 ”ながら”だけでもすべての意味があります。 例 さながら今も残れり 訳 そのまま今も残っている HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 さ

さ 副詞 前に述べた事を指して、 そのように・そうと訳します。 ”さ”の関連語はたくさんあるので注意しましょう。 ・さながら(さ+ながら)・・・そのまま、すべて ・さて(さ+て)・・・そのままで、そうして ・さすがに(さ+す+がに)・・・そうはいってもや…

古文単語 なほ

なほ(尚・猶) 副詞 事態が変化せず、そのまま進む感じです。 やはりと訳せればOKです。 下の例文のように文脈は異なっても やはりと訳せることが重要です。 例 なほいらへせむ 訳 やはり返事をしよう HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 うたて

うたて 副詞 事態が望んでいない方へ進む状況を嘆く感じです。 基本的に負の感情で嫌なことにと訳します。 形容詞”うたてし”の語幹の形でも用いられます。 例 うたて覚ゆ 訳 嫌なことに思われる HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 いとど

いとど 副詞 古文単語”いと(=たいそう)”を重ねた”いといと”が変化してできた語です。 はなはだしさがより増す感じで、 ますます・いっそう・その上さらに と訳します。 例 いとど泣きまさる 訳 ますます激しく泣く HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 いつしか

いつしか(何時しか) 副詞 時を尋ねる表現です。 これから起こる事柄については願望表現を伴って”早く”、 すでに起こってしまった事柄については”いつの間にか” と訳します。 例 いつしか見せむ 訳 早く見せよう HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 いかが

いかが(如何) 副詞 ”いかに・いかで”と同様に理由・方法などを 尋ねる疑問の表現です。 疑問の場合は、どのように(~か) 反語の場合は、どうして(~か、いや~ない) と訳します。 例 いかがすべき 訳 どのようにしたらよいか HPやYoutubeはこちらからどうぞ …

古文単語 いづこ

いづこ(何処) 代名詞 場所を尋ねる表現で、現代語でも”いずこ”で用いられています。 現代語でも、古文でもどこと訳します。 また同義語で”いづち(どの方向)”などもあります。 例 家はいづこぞ 訳 家はどこか HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 こと

こと(言) 名詞 ”こと”は古文ではいろいろな漢字が当てられます。 言・事・異などがありますが 言は漢字の通り、言葉と訳します。 そのほか、うわさ・和歌と訳す場合もあります。 例 親のこと 訳 親の言葉 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 いそぎ

いそぎ(急ぎ) 名詞 本来の意味は”懸命に努力すること”です。 現代語と同じく”急ぐ”の意味もありますが 古文中では準備と訳す事が多いです。 例 春のいそぎ 訳 新年の準備 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 たより

たより(頼り・便り) 名詞 頼りにできる物が基本の意味です。 具体的には 物→生活の拠り所 人→つて、縁故 時→ついで、機会 また、手紙という意味もあります。 例 たよりをたづぬ 訳 つてを探し求める HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 よし

よし(由) 名詞 本来の意味は”物事の本質に関係つけるもの”で、 拠り所となるものを表します。 訳し方はたくさんありますが 方法・理由・由緒・縁・~こと と訳すことが多いです。 例 知るよしもなし 訳 知る方法もない HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 ゆくすゑ

ゆくすゑ(行く末) 名詞 本来は行こうとする先を表します。 そこから、将来という意味になりました。 ”行く先”も同じ意味で、 ”来し方”とセットでよく用いられます。 例 行く末うしろめたし 訳 将来が気がかりだ HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 こしかた

こしかた(来し方) *”きしかた”と読む場合もあります。 名詞 ”来し方”の”し”は過去を表す助動詞”き”の連体形で 元のやって来た方向の意味から過去と訳します。 例 来し方忘れがたし 訳 過去が忘れがたい HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 ほだし

ほだし(絆) 名詞 元の意味は馬の足を縛る綱でした。 そこから人の自由を奪い束縛するものとして しがらみ・障害と訳します。 出家の時の”ほだし”は妻子・家族を指す場合が多いです。 現代語の”情にほだされる” (=人情に縛り付けられて身動きできない気持ち…

古文単語 かち

かち(徒歩) 名詞 漢字の通り徒歩と訳します。 格助詞”より”がついた、徒歩より(徒歩で)の形で よく用いられます。 また入試などでは漢字の読みが聞かれます。 例 かちより行く 訳 徒歩で行く HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 せうそこ

せうそこ(消息) 名詞 消(=死)と息(=生)、つまり安否が本来の意味です。 安否を伝えることから、手紙・伝言と訳します。 また、訪問の取り次ぎと訳すこともあります。 例 つとめて消息あり 訳 翌朝手紙が来る HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 そらごと

そらごと(空言・虚言) 名詞 漢字は違いますが、現代語の”絵空事”と同じような意味です。 ”そら”はうつろでいい加減な様子やいい加減な言葉を表します。 嘘・偽りと訳します。 例 まこと、そらごとを見よ 訳 本当か嘘かをよく見なさい HPやYoutubeはこちらか…

古文単語 うつつ

うつつ(現) 名詞 現代語"夢うつつ"の”うつつ”です。 ”夢”の対義語で、意識がはっきりした状態を表します。 現実・正気と訳します。 例 うつつの事とはおぼえず 訳 現実の事とは思われない HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 ざえ

ざえ(才) 名詞 才能のことですが、貴族の男性が身につけるべき学問、 特に漢学の才能を指します。 学識・教養と訳すこともあります。 そのほか、和歌や管絃に関する技能の意味にもなります。 例 才ある人 訳 学問のある人 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓…

古文単語 あだなり

あだなり 形容動詞ナリ活用 ”まめなり”の対義語で 実質がない感じです。 物事ならはかない・無駄だ 人なら不誠実だ・浮気だ の意味になります。 例 あだに散りにし花 訳 はかなく散ってしまった花 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語ねんごろなり

ねんごろなり(懇ろなり) 形容動詞ナリ活用 懇切丁寧・懇親の”懇”の字を当て 心を込めている感じです。 熱心だ・親しいと訳します。 例 ねんごろに行ふ 訳 熱心に仏道修行する HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 まめなり

まめなり 形容動詞ナリ活用 ”まめ”は実質のある様子で 人ならまじめだ・誠実だ・勤勉だ 物なら実用的だと訳します。 まめまめし・まめやかなりなども同じ意味になります。 例 まめなる男 訳 真面目な男 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 おぼろけなり

おぼろげなり 形容動詞ナリ活用 元々は”並一通りだ”という意味の語でしたが おぼろけならずの形や、打ち消しの語とともに 用いられることが多かったため 並一通りでないという真逆の意味も生じました。 どちらの意味になるかは、文脈から判断します。 例 お…

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