さかいゼミ

群馬県桐生市にある学習塾です。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

古文単語 むつかし

むつかし 形容詞シク活用 現代語の”難しい”に似ていますが 別物なので注意しましょう。 不快だ・わずらわしい と訳す、嫌なニュアンスを持つ語です。 例 むつかしき心地 訳 不快な気持ち HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 さうなし

さうなし(左右無し) 形容詞ク活用 左右は”あれこれ”を示し あれこれを考えない→ためらわないと訳します。 同音異義語で”双無し”がありますが こちらは”並ぶ物がない”と訳します。 例 さうなく言ひ出だす 訳 ためらわないで口に出す HPやYoutubeはこちらから…

古文単語 あらまほし

あらまほし 形容詞シク活用 動詞”あり”に希望の助動詞”まほし”がついた語で 理想的だ・好ましいと訳します。 連語の場合はあってほしいと訳します。 形容詞か連語かの判断は文脈から考えます。 例 あらまほしき家居 訳 理想的な住居 HPやYoutubeはこちらから…

古文単語 すさまじ

すさまじ 形容詞シク活用 現代語の”すさまじい”とは異なることに注意しましょう。 不調和な感じやしらけた感じからから受ける不快感を表し 興ざめた・殺風景だと訳します。 例 返しせざらむもすさまじ 訳 返歌をしないのも興ざめだ HPやYoutubeはこちらから…

古文単語 いはけなし

いはけなし 形容詞ク活用 漢字で”稚けなし”と書きます。 字の通り、幼いという意味になります。 語尾の”なし”は”無し”ではなく 意味を強調する接続語になっています。 例 いはけなき子 訳 幼い子 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 くまなし

くまなし(隅無し) 形容詞ク活用 隈(暗くてよく見えない部分)+無しなので、 光が十分で明るい様子を表し、曇りがないと訳します。 怪しいところがないというニュアンスで 隠し事がない・何でも知っている と訳す事もあります。 例 月くまなく明かし 訳 月は…

古文単語 やる

やる(遣る) ラ行四段活用 ”おこす”の対義語で 人や物を向こうへやる感じで送ると訳します。 関連した慣用表現に ・心をやる(気を晴らす) ・言ひもやらず(言い終わりもせず) などがあります。 例 女に文をやる 訳 女に手紙を送る HPやYoutubeはこちらからどう…

古文単語 おこす

おこす サ行下二段活用 現代語の”よこす”にあたる語です。 (こちらへ)送ってくると訳します。 対義語は”やる”です。 例 都より文おこす 訳 都から手紙を送ってくる HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 みゆ

みゆ(見ゆ) ヤ行下二段活用 動詞”見る”に昔の助動詞”ゆ”が付いた形です。 ”ゆ”は自発と受身の助動詞で 見える・見られると訳します。 また、女性の場合は 見られる→結婚するを意味していました。 例 ほのかに見ゆ 訳 かすかに見える HPやYoutubeはこちらから…

古文単語 わづらふ

わづらふ(煩ふ) ハ行四段活用 現代語の煩うと同じニュアンスです。 思うようにならず苦しむ感じで 心なら悩む 体なら病気になると訳します。 また、動詞の連用形について ~しかねると訳すこともあります。 例 思ひわづらふ 訳 思い悩む HPやYoutubeはこちら…

古文単語 ありく

ありく(歩く) カ行四段活用 基本的には漢字のとおり歩き回ると訳します。 動詞の連用形につくと ~して回る・~し続けると訳します。 例 池の辺りをありく 訳 池のほとりを歩き回る HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 わたる

わたる(渡る) ラ行四段活用 現代語の渡ると同じですが、 古文の場合は時間的なニュアンスも含まれます。 基本的には行く・通る・過すと訳します。 また、他の動詞の連用形について 一面に(~する)・ずっと(~する)と訳します。 例 姫君の方に渡る 訳 姫君の…

古文単語 ゐる

ゐる(率る) ワ行上一段活用 漢字の通り、率いる・連れるという感じです。 居ると同音異義語なので ひらがなで書かれている場合は 意味は文脈から判断します。 例 御供にゐておはしませ 訳 お供にお連れ下さい HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 ものす

ものす(物す) サ行変格活用 英語のbeやdoにあたる語です。 様々な動詞の代用となるので、 意味は文脈から判断すしますが いる・すると訳す事が多いです。 例 いづこにものし給ふ 訳 どこにいらっしゃるのか HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 ためらふ

ためらふ ハ行四段活用 体や心を元の状態に戻し、落ち着かせる感じです。 心(気持ち)の場合は気を静める 体(特に病気)の場合は静養する と訳します。 例 しばしためらふ 訳 しばらく気を静める HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 かづく

かづく(被く) カ行四段活用/カ行下二段活用 本来は頭の上にのせるという意味ですが 四段活用→(褒美を)いただく 下二段活用→(褒美を)与える と反対の意味を表します。 例 衣をかづく人 訳 衣をいただく人 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 やつす

やつす サ行四段活用 服装などを目立たない姿や、みすぼらしい様子にする感じです。 高貴な人が人目を忍んで外出するときや、出家するときに使います。 目立たない姿にする・みすぼらしいと訳します。 例 身をやつす 訳 身なりを目立たない姿にする HPやYout…

古文単語 まうく

まうく(設く) カ行下二段活用 現代語の”設ける”と同じ意味になります。 将来の事態に前もって備える感じで準備すると訳します。 支度すると訳しても大丈夫です。 例 酒飯をまうく 訳 酒や食事を準備する HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 たがふ

たがふ(違ふ) ハ行四段活用/ハ行下二段活用 漢字のとおり、相手の意向や自分の予想と異なっている感じです。 違うと訳すことが多いですが、 間違える・背くと訳すこともあります。 例 仏の教えにたがふ 訳 仏の教えとは違う HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓…

古文単語 にほふ

にほふ(匂ふ) ハ行四段活用 現代語では嗅覚に関する意味になっていますが 古文では視覚に関係する語になります。 視覚的な美しさに用いられ 美しく照り輝くと訳します。 例 咲く花のにほふがごとし 訳 咲く花が美しく照り輝くようだ HPやYoutubeはこちらから…

古文単語 あくがる

あくがる ラ行下二段活用 ”あく”+”かる(離る)”で考えます。 ”あく”は場所を表し、そこから離れるので さまようと訳すことが多いです。 また、魂がどこかに向かう場合は (心が)惹かれると訳します。 例 いづ方へあくがれ出づる 訳 どこへさまよい出るのか HP…

古文単語 あきらむ

あきらむ(明らむ) マ行下二段活用 漢字のとおり 物事をはっきりと見定め 事情や理由を明らかにするという意味です。 また、心を明るくする・晴らすと訳すこともあります。 例 理をあきらむ 訳 道理をあきらかにする HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 かる

かる(離る) ラ行下二段活用 空間的・時間的・心理的に 人や物との距離が大きくなる感じです。 漢字のとおり離れると訳します。 特に男女の関係が"疎遠になる"時に用いられます。 例 人目も草もかれぬ 訳 人目も離れ、草も枯れてしまう ”かれ”が”離れ”と”枯れ…

古文単語 うつろふ

うつろふ(移ろふ) ハ行四段活用 移るに継続の助動詞”ふ”が付いた形で 物事の位置や状態が移っていく感じで (花が)色あせる、人の心が(望ましくない方に)変わる と訳します。 例 うつろひたる花 訳 色があせた花 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 な~そ

な~そ 副詞 終助詞”そ”とともに用いられ ~するな・~してくれるな という穏やかな禁止を表します。 ~の部分には動詞の連用形や動詞+助動詞の連用形が入ります。 カ変やサ変は”な来そ”や”なせそ”のように未然形が入ります。 例 な言ひそ 訳 言うな HPやYo…

古文単語 え+打消

え+打消 副詞 下に打消の語(助動詞なら”ず・じ・まじ”、助詞なら”で”)を伴って ~できないという不可能を表します。 例 心地あしくてえ参らず 訳 気分が悪くて参上できない HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 つゆ+打消

つゆ(露)+打消 副詞 現代語の”つゆ知らず”と同じ使い方です。 つゆ=露で、ちいさくてわずかしかない様子を表し 打ち消しの語を伴って、まったく~ないと訳します。 例 つゆ知らず 訳 まったく知らない HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 いと

いと 副詞 程度がはなはだしい様子を表します。 たいそう・とてもと訳します。 後ろに打ち消しの語を伴って それほど~ないと訳すこともあります。 例 いとをかし 訳 たいそう趣がある HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 かく

かく 副詞 現代語のこそあど言葉 (これ・それ・あれ・どれなどの何かを指示する語) に対応する言葉でこのようにと訳します。 例 かく言ひやる 訳 このように言ってやる HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

古文単語 やうやう

やうやう 副詞 少しずつ変化している感じです。 だんだん・しだいにと訳すことが多いです。 やっとのことでと訳す場合もあります。 例 夜もやうやう更けゆく 訳 夜もだんだん更けていく HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓

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